愛媛県警西条署と西条市東消防署は7日、管内の高齢者方を訪問し、特殊詐欺被害や交通事故防止、火災予防など、管轄外の事案についてもそれぞれが注意を促す見守り活動を始めた。
 両署は山岳警備などで日ごろから連携しており、各戸への巡回連絡や住宅防火診断などの通常業務の際にも、より効果的な広報活動につなげようと活動実施を決めた。
 同市新田の東消防署であった出発式には両署の約30人が参加し、青野勝市長が「まちづくりでは安全安心が何より大事。この活動で相乗効果も見込まれる」とあいさつ。式後に署員はパトカーや消防車に乗り込んで、パトロールを開始した。
 70代の男性方では消防署員が火災警報器などの場所や動作を確認し、「おれおれ詐欺や交通事故にも気を付けてください」と広報チラシを配り注意を喚起した。